新型コロナの症状にセルフ施術
新型コロナに感染している方が依然多くなっていますね。
我が家でも先日、新型コロナに感染してしまい、自宅療養生活が始まりました。
四人ではありますが、よく言われている新型コロナの症状と一緒だったり、各々症状が異なったりすることがあり、施術の内容もそれぞれ時期によっても異なりましたので、その内容をお伝えします。(時よりお勧めのツボをお伝えしますが、爪楊枝の持ち手側を使ったり、不要の硬め歯ブラシで刺激をするといいと思います)
1.発熱(寒気あり)
四人中、三人が出た症状です。
一般の風邪やインフルエンザウイルスでも出やすい症状ですね。
この時は体の感覚通り、体を温めたいのですが、首から頭(後頭部が理想)は冷やすことができるといいですね。
この時はセルフ施術も辛い時期ですが、もしも可能でしたら大椎(ダイツイ)という首の後ろの付け根にあるツボを刺激できるといいです。上下に走る背骨を左右から横切るような刺激がお勧めです。
2.発熱(寒気なし)
四人中、全員が該当しました。
新型コロナの症状としては、通常の風邪よりも感染力が強く、症状の出方や残り方が変に残る印象があります。発熱も39度を超える高熱の時期もありましたし、一度38度台に下がってもさらに39度前後まで上がる、といったこともありました。
この時は寒気はないことが多いので、後頭部から前頭部を中心に保冷剤等でとにかく冷やすことが大事です。
その他にできることは、合谷(ゴウコク)という母指球の甲側にあるくぼみにあるツボです。この発熱がある時期では、爪楊枝の刺す側を使い、軽くチクチクする感覚があると理想的です。発汗やお通じがあると回復傾向です。
3.喉痛
四人中、一人でしたが、周りの方や医療機関の方に伺うと最近の新型コロナは喉にくるようですね。
喉は体の中で熱がこもりやすい場所と言われるところですので、発熱と同様に出やすい症状ですね。
喉痛はとても辛いと言われますが、お勧めのツボは関衝(カンショウ)で、薬指の爪の外側にあります。こちらは指で挟むと刺激になるので寝ながらでもやりやすいツボ刺激です。なかなか痛みが変わらない場合は、母指の爪の内側もあるのでそちらも指で挟んで刺激してください。
4.咳
四人中、三人がありました。
発熱が落ち着いてくると痰が出来やすい状態になりやすいのですが、その痰を外に排出しようとするための咳が出やすくなります。必要な経過でもありますが、咳を止める、というよりも痰を排出することと、痰を作り出さない状態にすることがポイントです。
お勧めのツボは、雲門(ウンモン)で、鎖骨の下の際を中心から外側にたどっていき、骨に当たり止まるところです。こちらは指で軽く押してあげるのが良い刺激になります。
5.鼻づまりと嗅覚障害
四人中、三人がなりました。
ここから二人は匂いが感じられない状況になりました。どちらも鼻づまりがありましたので、この鼻づまりを解消することが嗅覚障害の改善にも繋がると考えて施術しました。
ツボは、迎香(ゲイコウ)で、鼻穴の外側にあり、鼻唇溝(しわ)のラインにあります。
この施術は非常に効果的で、失われていた嗅覚が回復してきました。こちらは爪楊枝の持ち手側で刺激するのが一番いいように思います。
通常の風邪と比べて、症状の強さや症状が長く続く印象がありましたが、それでも回復する症状が多い印象です。
新型コロナに感染して自宅療養されている方々が、少しでも症状が楽になり、社会復帰ができることをお祈りしております。